2026.08.14
8月13日、Alpen TOKYO(東京都新宿区)でトークイベント「RUI “THE ONE” TALK SHOW」が開催された。新シーズンからロサンゼルス・クリッパーズへ加入する八村塁が登壇。MCのIsaac Y. Takeuとともに、世界へ挑むための「個」の重要性や挑戦への準備、日本代表への想いについて語った。
イベントでは、ジョーダン ブランドが主催する1on1世界大会「THE ONE」にちなみ、最高峰の舞台で戦うための「個」の重要性が語られた。八村は「いざという時に、例えば得点が欲しい時とかに、個々の個人技がないと得点が取れなかったりするので、そういうところでは(個人技が)すごく大事ではないかなと思います」と語る。
特に、日々のトレーニングのなかでどのような目的意識を持つべきかについて、実例を交えてアドバイスを送った。
「例えば『THE ONE』東京予選のファイナリストの佐藤久遠くんと練習をしたのですが、その時に彼にずっと言っていたのが、例えば練習する時でも1対1をする時でも、試合の時でも, 何をやっていようがやっぱり意図がないとダメじゃないかなということです。何のためにレッグスルーをしているのか、何のためにスピンムーブをしているのか。その意図が分かっていないと、実際の試合で使い所が分からなくなってしまいます」
磨き上げた技術は、最終的にチームの勝利に結びつくものであるべきだとも付け加える。
「自分が所属しているチームのためになるような個人技を上げることを心がけています。僕で言うと、レイカーズに入った時に3ポイントがチームの弱点だったので練習し始めました。チームのためになる個人技ですが、最終的には自分のキャリアのためにも、オプションを広げることにもつながると思います」

技術だけでなく、英語力を磨くことの重要性を話してくれた [写真]=バスケットボールキング
また、日本やアジアからさらにNBA選手を増やすための課題として、技術以外の「キャリアの組み立てと準備」の重要性を説いた。特にアメリカの大学へ挑戦する際、英語に苦労して最初の1、2年間を無駄にしてしまうことが、若い選手が台頭するNBAのスピード感において致命的な遅れにつながると指摘する。
「英語力は本当にバスケのスキルの一つだと思っています。それこそドリブルやシュートと同じくらいのスキルです。いくら上手くてもドリブルやシュートができなければ上に行けないのと同じで、バスケに関して英語力はスキルのひとつだと思っています」
自身の経験から準備の大切さを痛感した八村は、プロジェクト「BLACK SAMURAI」や、日本バスケットボール協会とも連係しながら、子どもたちをサポートしていく構想を明かした。
クリッパーズで迎える新たなシーズン。「今までにない若いチーム。これまではプレーを作ってもらっていましたが、これからは自分自身でクリエイトする能力をもっと上げなければいけないと感じています。もっと頼られるような選手になりたいです」と、個人スキルのさらなる向上へ向けてトレーニングに励む現状を明かした。
最後に、日本代表としての活動に対する熱い想いにも言及した。13歳でバスケットボールを始めて以来、日の丸を背負うことは憧れであり、最大の目標だった。
「日本人としてのプライドがあるので、そこは負けられないです。まずは今回日本代表で(アジア地区予選の)2試合しっかりと勝ってワールドカップ出場、その先の(ロス)オリンピックにもつながるような試合をしていかなければいけないと思っています」
この夏、自身が主宰するイベントで次世代が進むべき道を示した日本のエースは、自身の目標、そして日本代表での責任感を語った。
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