2026.08.16
8月15日、有明アリーナで「買取大吉カップ2026(東京大会)」が開催され、バスケットボール男子日本代表が88-68で男子韓国代表に勝利した。2021年の東京オリンピックが新型コロナウイルス感染拡大の影響で無観客での開催であったこともあり、日本のファンの前でプレーするのは、2018年9月17日のFIBAワールドカップ2019 アジア地区2次予選イラン戦以来、実に8年ぶり。代表戦としては2024年のパリオリンピック以来となるプレーとなった八村塁(ロサンゼルス・クリッパーズ)は、ゲームハイの22得点をマークして健在ぶりを示した。試合後の記者会見に登壇した八村が、試合の感触やチームのケミストリー、そして現役NBAプレーヤーとして日本の子どもたちに抱く思いを語った。
開始早々に先制シュートを沈めると、同39秒には3ポイントシュートを成功。第1クォーターだけで3ポイント2本を含む9得点をマークし、チームの好スタートを演出した。試合は最終スコア88-68での勝利となったが、八村は試合の立ち上がりを次のように振り返った。
「最初の出だしはいい感じで、そこから流れも変わりながら、そこをしっかり踏ん張って最後まで戦えたので。そのなかで僕らのやるべきこととかもしっかり抑えながら、この試合できたところもあったんじゃないかなと思うので。それもまたビデオとかで課題を見て、次の試合につなげられたらなと思います」
チームに合流してまだ短い期間であり、ケミストリー(チームの連係)構築の難しさが懸念されていたが、八村は「ケミストリーの問題は今は感じていない」と言い切る。
「NBAでもそうですし、アメリカに行くとそういう、この短い時間の間にこうやってバスケのチームを作って勝っていくっていうのは普通なので。そういうところで僕らは慣れていると思います。そのなかで僕らの今までやってきた、東京オリンピックもそうですしパリでもやってきた、そういう選手も集まっているなかでやっているので。そういうケミストリーの問題は今は感じていないです」
コート上では、これまでに代表チームが積み上げてきたベースを崩さないことを意識しているという。
「バスケはチームスポーツなので、そのなかで僕らが入って、これまで積み重ねてきたところで僕らがそのケミストリーを崩さないように。そのプラスのパワーが今日の試合でシュートをきっちり決めたり、フィジカルのところで出せたんじゃないかなと思うので。そういうところを意識しながらプレーしていきたいなと思います」

八村は自身で主宰するプロジェクトについて語った [写真]=伊藤大允
また、会見では、現役のNBAプレーヤーである自身と河村勇輝が同時に日本代表のコートに立ち、子どもたちの前でプレーを見せることの意義を問われる場面もあった。八村は、昨年からBLACK SAMURAIプロジェクトを主宰。ユース世代の強化に個人的に尽力しているが、今夏は日本バスケットボール協会と連係し、U18男子日本代表候補の選手らを招いて自ら直接指導を行ったプロジェクト「BLACK SAMURAI SUMMIT 2026」を開催した。ここでは自身の経験も踏まえ、次世代への思いを語った。
「僕のキャンプなどを通して、僕らが現役のNBA選手として活動している今だからこそ、子どもたちと直接触れ合って、間近でバスケを教えることができます。そういう活動が子どもたちの自信につながりますし、彼らにとって素晴らしい経験になると信じています。そうした子どもたちとの関わりを常に考えながら、僕はプレーをしています」
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