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“同い年”八村と日本代表で再共闘…追加招集のシェーファーアヴィ幸樹「塁だけに頼ってはいけない」

3ポイントを決めたシェーファーと迎える日本ベンチ[写真]=伊藤大允
編集者、ライター

■ブザビスリーに八村も大はしゃぎ「さすがに笑っちゃいました」

 8月16日に有明アリーナで行われた韓国代表との「SoftBank CUP 2026(東京大会)バスケットボール男子日本代表国際試合」。第3クォーター終了のブザーと時を同じくしてシェーファーアヴィ幸樹仙台89ERS)が3ポイントシュートを沈めると、八村塁(ロサンゼルス・クリッパーズ)をはじめとしたベンチメンバーが満面の笑みで彼を迎え入れた。

「僕が3ポイントを練習していると、『お前はインサイドにいとけよ』と冗談で言ってくるんですよ。僕は東京五輪の時も(3ポイントを)打っていたので、(八村は僕が)打てるのを知っているんですよ。練習の時にも1本決めて、みんなが塁に対して『ウェーイ』みたいな。今日の僕はうまくいっていない感覚だったので、あまり喜んでいなかったのですが、ベンチに戻ったらみんながすごく喜び、塁も結構はしゃいでいて。そこはさすがに笑っちゃいました」

 シェーファーと八村は世代別代表時代から共闘する間柄。八村が約2年ぶりの日本代表復帰を果たし、シェーファー自身も追加招集されたことで、2人が再び日の丸を背負って戦う機会を得た。16日の試合は八村がコンディション調整で欠場したため、ともにコートに立つ機会は訪れず。それでも、シェーファーに八村のことを聞くと、白い歯を見せながらうれしそうに言葉を続けた。

「もう、最高です。U18、U19から一緒にプレーしていますし、試合中もよくイジられたりしていますけど。彼は日本最高峰のプレーヤーで、歴代を見てもダントツのプレーヤー。そういった選手が自分と同じ世代にいるのはすごく刺激になりますし、参考にもなります。こういう形で久しぶりに一緒にプレーして、彼から学べるものや吸収できるものを探しながら、自分の糧にしたいなと思っています」

■ビッグマン相次ぐ離脱「塁だけに頼ってはいけない」

[写真]=伊藤大允


 11日に始まった「FIBAバスケットボールワールドカップ2027アジア地区予選 Window4」への直前合宿から、ビッグマンの渡邉飛勇茨城ロボッツ)がコンディション不良のためチームを離脱。渡邊雄太千葉ジェッツ)も同理由で韓国との2連戦をプレーしなかった。シェーファーは主にジョシュ・ホーキンソン東京サンロッカーズ)の控えとして出場し、14分16秒のプレータイムで5得点2リバウンドを記録。「物足りないというか、うまくいかない部分が目立ってしまったかなという印象です」と振り返りつつ、「そのなかで求められていることをやり続けられました。後半は自分が出る時間帯でリードを広げることもできたので、そういう意味では最低限の仕事をしたかなと思います」と話したように、オフェンスではスクリーンをかけてチームメートの3ポイントを演出するなど、スタッツに残らない役割を担った。だが、彼の口からは「自分としてはまだまだ足りないことばかり見てしまうんです。もっとできるとは思っていますし、自分の良くないところを見てしまいます」と反省の弁ばかりだ。

「挙げるとしたら、リバウンドを取りきれていないところ。今日は特に目立ちました。最後の球際の弱さとか、インサイドのフィニッシュとか。今日以外の3試合は良かったのですが、今日はポロポロと落としてしまうことがありました。あとはオフェンス、ディフェンスでのスムーズさというか、ミスをなくすこと。ほかの選手がどういう意図でプレーしたいのかを理解して、彼らがやりやすいように動くこと。完璧にできることはなく、満足することもないのですが、そういった部分はもっと良くならないといけないと思っています」

 206センチ106キロの体格を誇る28歳は、コールアップされる形でWindow2以来となるワールドカップ予選の招集メンバー入り。渡邉飛勇が離脱したことに加え、川真田紘也琉球ゴールデンキングス)も負傷のため戦列を離れていることから、28日から始まるWindow4ではシェーファーの働きが必要不可欠となりそうだ。「塁だけに頼ってはいけない。チームとして彼をもっとうまく使うこと。彼をおとりに、僕がアタックできるようにならなければいけないと感じました」。世界最高峰の舞台で活躍する同期とともに、アジアの戦いに挑む。

文=酒井伸

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