2026.08.11
8月16日に有明アリーナで行われた韓国代表との「SoftBank CUP 2026(東京大会)バスケットボール男子日本代表国際試合」。第3クォーター終了のブザーと時を同じくしてシェーファーアヴィ幸樹(仙台89ERS)が3ポイントシュートを沈めると、八村塁(ロサンゼルス・クリッパーズ)をはじめとしたベンチメンバーが満面の笑みで彼を迎え入れた。
「僕が3ポイントを練習していると、『お前はインサイドにいとけよ』と冗談で言ってくるんですよ。僕は東京五輪の時も(3ポイントを)打っていたので、(八村は僕が)打てるのを知っているんですよ。練習の時にも1本決めて、みんなが塁に対して『ウェーイ』みたいな。今日の僕はうまくいっていない感覚だったので、あまり喜んでいなかったのですが、ベンチに戻ったらみんながすごく喜び、塁も結構はしゃいでいて。そこはさすがに笑っちゃいました」
シェーファーと八村は世代別代表時代から共闘する間柄。八村が約2年ぶりの日本代表復帰を果たし、シェーファー自身も追加招集されたことで、2人が再び日の丸を背負って戦う機会を得た。16日の試合は八村がコンディション調整で欠場したため、ともにコートに立つ機会は訪れず。それでも、シェーファーに八村のことを聞くと、白い歯を見せながらうれしそうに言葉を続けた。
「もう、最高です。U18、U19から一緒にプレーしていますし、試合中もよくイジられたりしていますけど。彼は日本最高峰のプレーヤーで、歴代を見てもダントツのプレーヤー。そういった選手が自分と同じ世代にいるのはすごく刺激になりますし、参考にもなります。こういう形で久しぶりに一緒にプレーして、彼から学べるものや吸収できるものを探しながら、自分の糧にしたいなと思っています」

[写真]=伊藤大允
「挙げるとしたら、リバウンドを取りきれていないところ。今日は特に目立ちました。最後の球際の弱さとか、インサイドのフィニッシュとか。今日以外の3試合は良かったのですが、今日はポロポロと落としてしまうことがありました。あとはオフェンス、ディフェンスでのスムーズさというか、ミスをなくすこと。ほかの選手がどういう意図でプレーしたいのかを理解して、彼らがやりやすいように動くこと。完璧にできることはなく、満足することもないのですが、そういった部分はもっと良くならないといけないと思っています」
206センチ106キロの体格を誇る28歳は、コールアップされる形でWindow2以来となるワールドカップ予選の招集メンバー入り。渡邉飛勇が離脱したことに加え、川真田紘也(琉球ゴールデンキングス)も負傷のため戦列を離れていることから、28日から始まるWindow4ではシェーファーの働きが必要不可欠となりそうだ。「塁だけに頼ってはいけない。チームとして彼をもっとうまく使うこと。彼をおとりに、僕がアタックできるようにならなければいけないと感じました」。世界最高峰の舞台で活躍する同期とともに、アジアの戦いに挑む。
文=酒井伸
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