2026.07.18
8月14日、有明アリーナで翌日に行われる「買取大吉カップ2026(東京大会)」の前日練習がメディアに公開され、練習後、長崎ヴェルカの馬場雄大が囲み取材に応じた。
今月末に控える「FIBAバスケットボールワールドカップ2027 アジア地区予選 Window4」に向け、男子日本代表には、ロサンゼルス・クリッパーズの八村塁と河村勇輝が合流。パリ2024オリンピック以来となる強力な布陣がそろった。合流してわずか数日ながらチーム内に生じている変化や、富山市立奥田中学校の2学年下の後輩である八村とのコミュニケーションについて、馬場が語った。
八村と河村が加わった合宿の雰囲気について、馬場は「彼らが入ることによって、かなりチーム自体の、練習自体の強度も上がったと思いますし、何より、彼らが独走するんじゃなくて、本当にいい雰囲気でやれているのが最高かなと思います」と、確かな手応えを口にする。
今大会、そしてWindow4での実戦テーマについて、馬場はチームのアジャストを第一に掲げた。
「結局月末のためにいかにいいチームを作るかっていうところだと思うので、何がこのチームで得意か不得意かみたいなのをちゃんと明確にすることが必要かなと。まだ粗削りのところ、桶谷(大ヘッドコーチ)体制になって初めて参加したり、数日しか経ってない選手もいる中で、そこはこの2試合でまた発見できるかなと思うので、そこはしっかり明確にできたらなとは思います」
八村の加入におり、2番ポジションでのプレーも考えられるが、新たな役割ついて「ディフェンスの部分は変わらず先頭を切っていきます」と力強く語った。「もう本当に今、実現しうる最高のチームだと思うので、本当に結果にこだわってやりたいなっていう気持ちと、頼もしいなという気持ちです」と、チームへの期待をにじませた。
また、Window4からは中東諸国との対戦が始まるが、「これまでの中国、韓国、台湾と違って、腕の長さだったり、身体能力であったり、また違う意味でアジャストしていかなければならないことはあります。その準備も進めていかなければと思っています」
かつて同じ中学の「やんちゃだった時代」を知る立場として、現在の八村が「責任感」を口にする変化について聞かれると、馬場は感慨を明かした。
「感じますね。こう今まではもう、プレーが凄まじくて、もう自分がプレーで引っ張っていくっていう姿がほとんどだったと思うんですけど、なんか今こう、いろんな選手とコミュニケーション取りながら、なんかこうチームをより考えてくれているのかなとは思うので。年齢を重ねてきて、やっぱり責任と経験を活かしてチームにプラスの影響を与えてくれてるな、というふうには感じます」
以前は旧知の選手とはそれまでと変わらないやり取りをしていたものの、そのほかには周囲を寄せ付けないピリピリしたところもあったそうだ。しかし、今はその空気感が和らぎ、積極的にコミュニケーションを取る姿が見られるという。
「本当にリスペクトして、僕も一緒に戦っていくという思いです。本当に塁と勇輝が戻ってきた日本代表に対する皆さんの期待をひしひしと感じますが、逆にそれが自分へのエネルギーにもなっています」
自身も長崎をBリーグ初優勝に導き、その後の代表活動でも充実ぶりを発揮している。頼もしい2人が戻ってきたことで、“先輩”馬場の表情は終始にこやかだった。
文=入江美紀雄(バスケットボールキング編集部)
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