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「塁、空気を読んで」…クリッパーズ八村塁が語った“チームの魅力”が現地で話題に

八村のメディアデーでの発言が話題に [写真] = Getty Images
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 9月29日(現地時間28日)、ロサンゼルス・クリッパーズがメディアデーを実施。今夏、ロサンゼルス・レイカーズからクリッパーズへ移籍した八村も報道陣の取材に応じ、新天地を選んだ理由について語った。

「このチームについて、みんなが口をそろえて言うのは、“選手を本当によくケアしてくれる”ということ」

 八村は今夏、クリッパーズと2年総額2800万ドル(1ドル=157円換算で約44億円、為替換算は以下同)の契約を締結。今回のメディアデーでは、その決断の背景にある球団の魅力として、選手へのケアを挙げた。

 八村のこの発言は珍しいものではなく、今夏の移籍が決まった際にも、八村はクリッパーズについて「選手をよくケアしてくれる」という趣旨のコメントをしていた。今回も、以前と同様の理由を改めて説明した形となった。

 しかし、この日の反応はこれまでと違った。クリッパーズはこの夏、カワイ・レナード(現トロント・ラプターズ)をめぐるサラリーキャップ規定の回避問題に揺れていた。NBAは球団に3000万ドル(約47億円)の罰金を科し、2029年から2033年までの1巡目指名権5つを剥奪。さらにスティーブ・バルマー球団オーナーとローレンス・フランク球団社長にも資格停止処分を科した。

 そんな騒動を経て迎えたメディアデーでは、選手たちへの取材に先立ち、トレント・レッデン暫定バスケットボール運営部門責任者がファンに謝罪。「信頼を築き直していく」との姿勢を示すところから一日が始まった。

 まさにクリッパーズが、レナードをめぐる一連の騒動によって「球団が選手とどのような関係を築いていたのか」を問われているタイミングだった。その直後に八村が「選手を本当によくケアしてくれる」と語った格好となった。

 この絶妙なタイミングに、現地メディアも反応した。『FanSided』は、2026年のNBAメディアデーで飛び出した“話題を呼んだ発言”を紹介する記事のなかで、八村のコメントをピックアップ。「Read the room Rui(塁、空気を読んで)」という見出しを付け、「このタイミングでクリッパーズが“選手をケアしてくれる”と語るとは」といった趣旨で紹介している。

 同じく現地メディア『Pro Football Network』も、この発言を取り上げ、八村の発言を皮肉る形で「八村の言う通り」「(選手のケアが厚いことは)疑いの余地がない」といったコメントを紹介している。

 本人はいたって真面目に新天地の魅力を語ったにすぎないが、八村を取り巻く環境とタイミングによって、これまでと異なる受け止め方をされているようだ。新生クリッパーズの一員として新たなスタートを切る八村。新天地でどのようなシーズンを送るのかにも、注目が集まる。

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