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「思ったより時間がない」…代表に合流した河村勇輝が語る、ロス五輪を見据えた現在地

自身の加入がチーム力の積み上げになると語った河村 [写真]=伊藤大允
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 8月15日、有明アリーナで「買取大吉カップ2026(東京大会)」が開催され、男子日本代表は88-68で男子韓国代表に快勝した。2024年のパリオリンピック以来の代表戦復帰となった河村勇輝(ロサンゼルス・クリッパーズ)は、12得点6アシストを記録して勝利に貢献。試合後の会見で、わずか2日間の短い合流期間を経て試合を終えた感想や、自身が加わることによるチームの強み、そして2028年のロサンゼルスオリンピックを見据えた現在地を語った。

 河村は、素早いトランジションからゲームをコントロールし、アシストだけでなく積極的なアタックで得点を重ねた。久々となる代表での実戦を終え、河村はチームの現状について次のように振り返った。

「第4クォーター以外の時間帯はかなり自分たちの良いバスケットができました。ただ、韓国だけでなく、世界レベルで戦って勝つためには、40分間自分たちのバスケットをやり続けなければいけないと思っています。そこはもっとスタンダードを上げなければいけません。第4クォーターは様々なラインナップではあったものの、僕自身がターンオーバーを2回してしまい、役割を果たしきれなかったのは自分の責任だと感じています」

 短い合宿期間でのアジャストについては「ディフェンスのルールが2年前よりもしっかりしていると感じました」と、新体制となったチームの進化をポジティブに受け止めている。

 八村塁とともに、現役のNBAプレーヤーとして代表に合流した河村。自分たちが加わることで生まれる変化について、河村は「チームがそれまで積み重ねてきたものに、僕たちがしっかりアジャストして戦っていくことが大前提です」としたうえで、個々の強みがチーム力向上につながるポイントを明かした。

「チームとしてプレーする時間帯もあれば、時間帯によっては塁さんの1対1や、僕のトランジションでの1対1といった『個での打開』がたまに出てくるのは、チームにとってプラスになるはずです。世界を相手にするとなれば、個の力で局面を打開しなければいけない時間帯が必ず必要になります。僕たちが加わることで、そうしたオプションを増やし、役割を果たせれば、チームの総合力をさらに引き上げられると考えています」

 今月末には「FIBAワールドカップ2027 アジア地区予選 Window4」の重要な2戦が控えている。河村は「チャンスがあるのであれば、日本代表として積極的に参加して力になりたいです」と、国を背負うことへの強い想いをにじませる。

河村は今後の代表活動についても言及した [写真]=伊藤大允

 その視線は、今月末の公式戦のさらに先、未来の国際舞台へも向けられている。

「ワールドカップはもう来年(2027年)ですし、オリンピックはもう再来年(2028年ロサンゼルス大会)に控えています。正直に言って、思ったより時間がないと感じています。このような短い期間でも、ヘッドコーチやコーチングスタッフ、そしてチームメートとの合わせやケミストリーを、築けるときににしっかりと築いていかなければいけないと思っています」

 時間がないからこそ、一瞬一瞬を無駄にせずチームを仕上げる。若き司令塔は、目前に迫るワールドカップ予選、そしてその先のオリンピックに向けて、限られた時間の中で着実にチーム作りに集中していく。

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