28分前

引退したラスへサンダーが感謝「2008年の創設初日からこの組織の基盤を築き上げてくれた」

2017年当時のウェストブルック[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

■「毎晩コート上で全力を出し切ること」を身上にキャリアを完走

 8月13日(現地時間12日)。ラッセル・ウェストブルックが、自身のソーシャルメディアで引退を表明し、NBAキャリア18シーズンに幕を下ろした。

 2008年のドラフト1巡目4位でシアトル・スーパーソニックス(現オクラホマシティ・サンダー)から指名されてNBA入りし、サンダーでキャリア最初の11シーズンを過ごした。その後ヒューストン・ロケッツを皮切りにワシントン・ウィザーズやロサンゼルス・レイカーズ、ロサンゼルス・クリッパーズ、デンバー・ナゲッツ、サクラメント・キングスに所属し、18シーズンを戦い抜いた。

 サンダー時代の2016-17シーズンにMVPを受賞したポイントガード(PG)は、オールスターとオールNBAチームにそれぞれ9度選ばれたほか、得点王に2度、アシスト王には3度立った。2016-17シーズンには1シーズンの歴代最多トリプルダブル数(42回)をたたき出し、レギュラーシーズン通算トリプルダブル数(209回)もNBA歴代1位へ君臨している。

 複数のチームで計209回もトリプルダブルを達成したウェストブルックは、その試合で153勝56敗(勝率73.2パーセント)と、驚異的な戦績を残した。

「毎晩コート上で全力を出し切ること。それが、俺が常にプライドをもってやっていること。そうしたことができる機会に恵まれたことを感謝しているし、それが決して当たり前のことだとは思っていない」

 ウェストブルックは5年前にそう口にしており、キャリアを通じてエネルギッシュなプレーでファンを魅了。193センチ90キロの肉体と超人的な身体能力を駆使したドライブから豪快なダンクを炸裂させ、チームメートたちへ数多くの得点機会を演出してきた。

ウェストブルックは豪快なダンクでハイライトシーンを彩った[写真]=Getty Images

 レジェンドの引退を受けて、サンダーでエグゼクティブ・バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー(GM)を務めるサム・プレスティは、リリースを通じてこうコメントしている。

ラッセル・ウェストブルックは究極の負けず嫌いです。彼の揺るぎない信念と恐れ知らずな精神が、2008年の創設初日から私たちの組織の基盤を築き上げ、その後も毎年、私たちのコミュニティへ自信とインスピレーションを与え続けてくれました。

 ラッセルはバスケットボール選手時代と同様に、引退後も人生で成功を収めることでしょう。なぜなら、彼の持つ資質と才能は、バスケットボール以外の分野にも生かせるからです。彼が私たちのコミュニティへ与えた影響は今もなお感じられます。彼の才能だけでなく、その献身的な姿勢も多くの人々から愛されています。

 彼は、単に記録を破ったり、何かを主張したりすることで殿堂入りにふさわしいキャリアを築き上げたのではなく、私たち全員に『なぜできないのか?』というシンプルな問いを投げかけることの力を示してくれました」

 サンダーは2025年にオクラホマシティ移転後初のリーグ制覇を達成。2シーズン連続でMVPに選ばれているシェイ・ギルジャス・アレクサンダーがいるとはいえ、ウェストブルックはレギュラーシーズン通算1万8859得点で球団史上1位。さらに6897アシストと出場2万8330分で同2位、5760リバウンドは同3位と、サンダーというフランチャイズを代表する選手の1人に変わりない。

 また、キャリア全体で見てもシーズン平均トリプルダブルは歴代最多の4度を記録。シーズン通算2万7176得点はPGで歴代トップ(全体14位)、通算9025リバウンドはガードの選手として歴代最多(全体60位)、通算1万351アシストでNBA歴代5位と、素晴らしい実績を残してきた。

 近い将来のバスケットボール殿堂入りに加え、サンダーで着用した「背番号0」が永久欠番リストへ加わることだろう。

NBAの関連記事

BASKETBALLKING VIDEO