2026.06.03
ラッセル・ウェストブルックが、18年間にわたるNBAキャリアに幕を下ろした。
8月13日(現地時間12日)、ウェストブルックは自身のSNSを通じて現役引退を発表。SNSに投稿された3分半の映像では、俳優のマイケル・B・ジョーダンがナレーションを務め、ウェストブルックのキャリアを象徴する数々のシーンが映し出された。
映像とともに投稿されたメッセージには、こう綴られている。
「時には、いつの間にか終わりの瞬間を迎えていて、それに気づかないこともある。その瞬間を、その場にいた人たちとともに経験しなければならなかった。そして今、その時間は終わった」
映像のなかで、ウェストブルック自身が言葉を発することはなかった。自身の歩みを静かに振り返りながら現役生活との別れを告げる様子は、激しい闘争心と感情をむき出しにして戦い続けたコート上の姿とは対照的なものとなった。
2008年のNBAドラフトで全体4位指名を受けたウェストブルックは、オクラホマシティ・サンダーで11シーズンを過ごした。2016-17シーズンには平均31.6得点10.7リバウンド10.4アシストを記録し、シーズンMVPを受賞。オールNBAファーストチームにも2度選出され、リーグを代表するスーパースターへと成長した。
2019年にヒューストン・ロケッツへ移籍すると、その後はワシントン・ウィザーズ、ロサンゼルス・レイカーズ、ロサンゼルス・クリッパーズ、デンバー・ナゲッツ、サクラメント・キングスでプレーした。
得点王には2度、アシスト王には3度輝いたほか、通算209回のトリプルダブルはNBA歴代最多を記録。さらに4度にわたってシーズン平均トリプルダブルを達成するなど、NBA史に残る万能型ガードとして数々の金字塔を打ち立てた。2025年11月には通算1万アシストも達成している。また、ルーキーイヤーから2012-13シーズンまで、レギュラーシーズン394試合連続出場を記録したことも、ウェストブルックのタフネスを象徴する数字である。
キングスでプレーした2025-26シーズンは64試合に出場して58試合で先発。平均15.2得点6.7アシストを記録した。そして今オフシーズン、FA(フリーエージェント)となっていたウェストブルックは、自らの意思でキャリアに終止符を打つ決断を下した。
爆発的なドライブや豪快なダンク、そして毎試合全力でプレーする姿勢は、多くのファンを魅了した。悲願の優勝には届かなかったが、その功績が色あせることはないだろう。唯一無二のプレースタイルで見る者を惹きつけたウェストブルックの存在は、これからもNBAの歴史に残り続ける。
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