オールジャパンとオールスターを経て、いよいよ再開されるB1リーグ戦。その先陣を切るのは仙台89ERSとアルバルク東京の一戦だ。
アウェイでの大阪エヴェッサ戦を1勝1敗で乗りきってオールジャパンに臨んだ仙台は、8つのシード枠から漏れたBリーグ4チームの中で唯一準々決勝に進出。ベスト8で初出場の大会を終えたが、そこで屈した相手にリベンジする機会が早速訪れた格好になる。オールジャパンを欠場した坂本ジェイの状態は不透明だが、リーグ戦での大型連敗ストップ後は大崩れする時間帯が少なくなっており、全体的には上向きムードと見ていいだろう。
年明け早々、新潟アルビレックスBBとの接戦を勝ちきったA東京だが、オールジャパンは川崎ブレイブサンダースとのクロスゲームをものにできず、準決勝で終戦。とはいえ、リーグ戦では栃木ブレックスをかわして東地区首位に立っており、再開初戦で足場を固めたいところだ。
オールジャパンでの対戦では、第3クォーターまでに22点という大差がつきながら、仙台が3ポイント攻勢で一時は8点差まで詰め寄る展開だった。仙台が、その思いきりの良いオフェンスを早い時間帯から出せるかがポイントになりそうだ。
文=吉川哲彦