しばらくホームゲームのなかった京都ハンナリーズ。前回のホームゲームは田辺中央体育館であり、ハンナリーズアリーナでの試合は1カ月以上前になる。
前節はアウェイで琉球ゴールデンキングスを相手に第3クォーターまでリードしながら、第4クォーターで9得点しか奪えず、無念の逆転負け。ケガから復帰したマーカス・ダブが特にディフェンスで貢献し、佐藤託矢も11得点と良い働きを見せたが、ローレンス・ヒルが2得点と力を発揮できなかった。
迎え撃つ相手は、中地区2位の三遠ネオフェニックス。前節はジョシュ・チルドレスが18得点12リバウンドと活躍して富山グラウジーズに勝利。岡田慎吾の働きもこのところ安定している。オールジャパンでの初戦敗退からうまく切り替え、良い形で後半戦のスタートを切ったと見ていい。
京都が気を付けたいのは、三遠のトランジションオフェンス。スピードのある鈴木達也らだけでなく、チルドレスやロバート・ドジャーも積極的に速攻に参加する。ハーフコートでは組織的なディフェンスを展開する京都だが、三遠に対してはハリーバックも強く意識する必要がある。ダブやヒルが走って、三遠の速攻を止められるか。
文＝吉川哲彦