1月17日からのリーグ戦再開後の3試合で、いまだ勝ち星に恵まれていないのは2チームのみ。その2チーム、横浜ビー・コルセアーズと滋賀レイクスターズが連敗ストップを懸けて横浜国際プールで激突する。
前節はアルバルク東京と初めて対戦した横浜。初戦は徹底マークを受けた川村卓也が最後までディフェンスを突破できず、まさかの無得点に終わった。2戦目は前半にリードを奪ったものの、第4クォーターで田中大貴に5本の3ポイントを決められるなど32失点を喫した。1試合平均得点リーグ1位のA東京が相手とはいえ、両日とも90失点以上のディフェンスは改善が急務だ。
滋賀も、前節のレバンガ北海道とは初対戦。新加入のクレイグ・ブラッキンズは2戦計33得点18リバウンドとまずまずの活躍だったが、こちらもディフェンスを崩されてしまった感があり、チームとしてディフェンスへの意識をより高めなければならない。
この両チームには、セネガル人留学生の先駆け的存在とも言えるファイ・パプ月瑠とファイ・サンバがいる。ともに帰化選手である彼らの働きがチームにアドバンテージをもたらす。重要な役割を担う中、チームを勝利に導くべく、ゴール下で激しく火花を散らすだろう。
文=吉川哲彦