1試合限りの平日開催である今節は、交流戦期間中に2回ある同地区内対戦の2回目。今回はどのチームも前回と相手が変わり、ほとんどのカードが今季5戦目の対戦だ。
ジャスティン・バーレルの欠場が続く名古屋ダイヤモンドドルフィンズ。前節はジェロウム・ティルマンが1戦目で17得点12リバウンド、2戦目も36得点7リバウンドとハッスルしたが、千葉ジェッツの猛攻を止められず連敗を喫した。バーレルが欠場している最近5試合は1勝4敗であり、平均失点は約84点とディフェンス面で大きく影響が出ている。
今節の相手は琉球ゴールデンキングス。ホームで戦ったサンロッカーズ渋谷戦は1勝1敗だったが、1戦目は51点、2戦目も48点と日本人選手の得点数は悪くなかった。中でも、田代直希と渡辺竜之佑の試合への影響力は確実に上がっている。
ポイントはディビッド・ウィーバーとラモント・ハミルトンのマッチアップ。前節が加入初戦となったウィーバーは2戦合計で11得点10リバウンドとバーレルの穴を埋められず、対するハミルトンもここ3試合連続で1ケタ得点とオフェンス面で貢献できていない。相手のディフェンスを突破し、チームを波に乗せるのはどちらか。
文=吉川哲彦