得点源に不安のSR渋谷と新潟、特別指定の杉浦と森井が若さでチームを鼓舞できるか

 サンロッカーズ渋谷が今節ホームに迎える相手は新潟アルビレックスBB。今季の対戦成績は3勝1敗だが、順位は2勝差で新潟が3位につけている。

 SR渋谷は前節、琉球ゴールデンキングスと星を分け合った。1戦目は63点しか奪えず、3節続けて第1戦が60点台。オフェンス面でエンジンの掛かりが遅く、前半は25点しか取れていない。2戦目は伊藤駿ベンドラメ礼生をスターターに同時起用し、ベンドラメが期待に応えて21得点を挙げ、チーム全体でも87得点をマークして連敗は免れた。

 新潟も前節は1勝1敗。1戦目はダバンテ・ガードナーの負傷退場というアクシデントに見舞われたが、クリント・チャップマンが残り1分を切ったところで逆転の3ポイントを決めた。2戦目もチャップマンが33得点、ガードナーに代わってスターターに入ったスティーブン・バントリースが“ダブルダブル”を記録するも、10点差で敗れた。

 今回の注目は特別指定選手の2人。SR渋谷の杉浦佑成は、前節欠場したアイラ・ブラウンの穴埋めが期待される。新潟の森井健太は前節1戦目で6アシストと、ガード2人の負担を減らした。その若さでチームに活力を与えるのはどちらか。

文=吉川哲彦

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