今季は三河の4戦全勝、得点力上昇中の京都は強固なディフェンスを打破できるか

 5連勝で勝率を5割に乗せたのも束の間、京都ハンナリーズはワイルドカード2位の座を争う新潟アルビレックスBBとの1戦目に敗れて連勝ストップ。第1クォーターに大量リードを奪いながら、第4クォーターに31失点を喫し、残り1分を切ったところで逆転される痛い敗戦だった。しかし、2戦目は第2クォーターのリードを守りきり、1日で勝率5割に復帰。2戦ともファウルがかさんだが、ファウルと良いディフェンスは紙一重。得点力のある新潟を相手に体を張った結果と言っていい。

 その京都のホームに乗りこむのはシーホース三河だ。前節はレバンガ北海道に土をつけられ1勝1敗。2戦合計58得点と金丸晃輔のシュートは火を噴いたが、2戦目ではベンチスタートの選手が合計6得点と落ちこんだ。特にギャビン・エドワーズがフリースローのみの3得点に終わったことが大きく響いた。

 今季の対戦は4戦とも三河の勝利。前回の対戦で京都は2戦合計86得点しか挙げられなかったが、その後マーカス・ダブ川嶋勇人を中心に得点力が上がっているのは周知のとおりで、14試合連続で先発出場している内海慎吾のシュート確率も上昇中。三河のディフェンスを京都がどう打破するかが見ものだ。

文=吉川哲彦

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