三遠ホームの“愛知ダービー”、名古屋Dはティルマンに続くスコアラーの出現が必須

 ロバート・ドジャーが出場停止処分を受けた三遠ネオフェニックス。しかし、9試合ぶりにスターターに名を連ねたオルー・アシャオルが23得点10リバウンドと奮起し、ジョシュ・チルドレスも17得点17リバウンドで続いた。田渡修人鈴木達也も2ケタ得点を挙げ、同じ中地区5位の横浜ビー・コルセアーズを相手に危なげなく勝利。ドジャーが戻る今節は、名古屋ダイヤモンドドルフィンズとの“愛知ダービー”だ。

 その名古屋Dも前節は西地区5位の琉球ゴールデンキングスとの対戦だったが、こちらはブザービーター3ポイントで逆転負け。デイビッド・ウィーバー加入後の3試合を見ると、失点は着実に減っているものの、そのウィーバーが計17得点11リバウンドと高さを活かせていないのが苦しい。

 中地区と西地区でそれぞれ2位という楽しみな顔合わせでもあるが、1位とのゲーム差を考えると、そろそろギアを上げて差を詰めていかなければならない。チルドレスのパフォーマンスが向上している三遠は、鹿野洵生並里祐にもインパクトのある仕事を期待したい。名古屋Dは、ジェロウム・ティルマン以外で安定して得点が見込める選手の出現が待たれる。

文=吉川哲彦

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