川崎はPGを中心にオフェンスが好調、仙台はホワイトらの得点力で対抗できるか

 今週末は12チームがバイウィーク。残る6チームは、すでに開催された節のうち未消化となっているカードを戦う。仙台89ERS川崎ブレイブサンダースの対戦は、前週に行われた第22節のカードに該当する。

 1試合限りのウィークデーゲームだった前節の仙台は、アウェイでレバンガ北海道に勝利。ディフェンスではファウルがかさんだものの、オフェンスで相手のファウルを誘うことができ、リバウンドも上回った。片岡大晴が13本のフリースローをすべて決め、4試合ぶりの2ケタ得点。また、チリジ・ネパウエはここ7試合連続で2ケタ得点と、オフェンス面でもチームの助けになっている。

 対する川崎は、富山グラウジーズの追いあげに遭いながらも7点差で逃げきった。篠山竜青が25得点5アシスト、藤井祐眞が15得点4アシストと、ポイントガードの2人で計40得点9アシスト。さらにはニック・ファジーカスジュフ磨々道の2人も計9アシストと、オフェンスの起点がしっかり機能している。

 注目はやはり両チームの得点源。11月の加入以来すべての試合で2ケタ得点を挙げているウェンデル・ホワイトがファジーカスとの点の取り合いで上回ることができれば、仙台は勝利に大きく近づくだろう。

文=吉川哲彦

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