3月5、6日に国立代々木競技場第二体育館で行われるアルバルク東京vs栃木ブレックスの東地区首位決戦を前に、A東京の新外国籍選手のトレント・プレイステッドが2日の会見に臨んだ。
2月16日に加入が発表され、25日にBリーグデビューを果たしたプレイステッド。初出場となった滋賀レイクスターズとの前節第1戦は終了間際に竹内譲次が沈めた3ポイントで勝利をものにしたが、第2戦は西地区下位の相手に白星を与えた。「滋賀戦は残念だった。2連勝できれば良かった」と試合を振り返り、自身も第1戦は約12分間の出場で2得点5リバウンドと存在感を発揮したものの、第2戦はリバウンド数が0に終わった。
来日間もない中で「コンディションはまだ75から80パーセント」と万全ではないが、早くもチームに馴染みはじめ、手応えを感じている部分もある。「(A東京は)いろいろなスタイルのバスケができ、問題解決ができるチームだと思う。自分はまだ練習回数が少ないこともあって、かみ合っていないこともあるが、そこの歯車がかみ合えば結果が出せると思う」
Bリーグ初代王者を目指すA東京にとって、プレイステッドには、退団したトロイ・ギレンウォーターとアンドリュー・ネイミック以上の活躍が求められる。それでも、「プレッシャーはない」と話し、「チームが必要としていることを何でもやる。特に自分の長所でもあるリバウンドで貢献したい」と意気込み十分だ。
東地区首位の栃木との大一番に向けては「首位攻防戦なので何が何でも勝ちたい。ヘッドコーチが求めているプレーをして、ジェフ(エアーズ)とともに勝ちに貢献したい」と誓った。クロアチア、ドイツ、アルゼンチンなど世界各国のクラブでプレーし、211センチ111キロの体格を活かしてゴール下を支配するビッグマンのホームデビュー戦に注目だ。