川崎は栗原や永吉らに期待、京都は新加入のチャーロが活躍できるか

 川崎ブレイブサンダースが初めて対戦するbjリーグ出身の8チームのうち、7カード目に当たる仙台89ERS戦は連勝。今節も含めて残り2節となったオーバーカンファレンスゲームは未だ3敗のみと、主力2人の不在を感じさせない。今節は、今季最後の初顔合わせとなる京都ハンナリーズ戦だ。

 仙台戦は故障者の1人である辻直人が約1カ月ぶりに戦列に戻った。2戦ともベンチからのスタートで、1戦目は約13分間の出場で2得点に終わったが、2戦目は約15分間で10得点と存在感を示した。ただ、当面はスターター起用を見送ると見られ、辻の欠場中にスタメンで得点力を発揮した栗原貴宏の働きが引き続き必要になるだろう。仙台戦で2戦とも20分前後出場した野本建吾永吉佑也にも期待が掛かる。

 対する京都の前節は1勝1敗。2戦を通じて岡田優介のシュートが不発だったが、川嶋勇人が2戦とも2ケタ得点を挙げ、マーカス・ダブケビン・コッツァーも攻守に力を発揮した。バイウィークの間にはローレンス・ヒルに代えてモー・チャーロと契約。bjリーグ制覇の経験を持つチャーロは、プレーオフに向けたラストピースとして、リーグ首位の川崎を相手に自身の価値を証明できるか。

文=吉川哲彦

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