bjリーグで一時代を築いた琉球ゴールデンキングスと三遠ネオフェニックスが今季唯一の対戦。琉球が西地区5位、三遠が中地区2位という状況だが、前節に限れば琉球がアウェイで連勝、三遠がホームで連敗と立場が逆転する。
横浜ビー・コルセアーズと戦った琉球。1戦目は相手のベンチワークミスに助けられて白星を拾い、2戦目は前半に44得点を挙げて13点のリードを奪ったのが功を奏した。岸本隆一は連続2ケタ得点が7試合で途切れたものの、2月以降の9試合の1試合平均得点は約12得点。シーズン通算でも2ケタまであと一歩となり、開幕当初の苦境からは完全に脱却したとみていい。
三遠はロバート・ドジャーが家庭の事情でチームを離れ、レバンガ北海道戦はインサイドの攻防で後手を踏んだ。2戦とも一時は10点以上に開いたリードを守りきれず逆転負け。1戦目が1点、2戦目が2点という点差に加え、2戦目はブザービーターで敗れるというショックの残る連戦となった。
4位に1勝差まで迫った琉球は、ここ5試合連続でスターター出場している波多野和也のディフェンスとリバウンドがカギを握る。三遠としては、太田敦也のペイントエリアでの働きに期待したい。
文=吉川哲彦