大阪はディフェンスから勝機を見出す、川崎撃破で勢いに乗る三河の攻撃を止められるか

 交流戦がすべて終了し、西地区はチャンピオンシップ進出のマジックを3としたシーホース三河の地区1位通過が濃厚。残る1枠とワイルドカードの争いが見どころとなる中、大阪エヴェッサは勝率で2位と並ぶが、2チームがわずか1ゲーム差と背後に迫る。4位転落もあり得る状況で迎える相手が三河という正念場だ。

 横浜ビー・コルセアーズ戦は1戦目で大量90失点の完敗。2戦目はロースコアの接戦で白星を手に入れたものの、第3クォーターでわずか5得点に抑えこまれるなど、オフェンス面が停滞した。外国籍選手以上に日本人選手の得点が伸び悩み、横浜戦で結果を残したのは相馬卓弥だけだ。

 対する三河は、川崎ブレイブサンダースという難敵を粉砕した。2戦とも20を超えたアシスト数が物語るように、ディフェンスに難のある川崎をチームオフェンスで攻略。桜木ジェイアールが2戦目で挙げた12アシストはリーグタイ記録だが、この試合では10得点7リバウンドもマークしている。

 大阪としてはまずディフェンスで、好調な三河の控え組を封じこめたいところ。その上で根来新之助らが得点を伸ばせば勝機があるだろう。

文=吉川哲彦

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