秋田はディフェンスとリバウンドで体を張れば勝機あり、アウェイの千葉は攻撃盤石

 秋田ノーザンハピネッツが再びアルバルク東京に土をつけた。1戦目は前半に19点しか奪えなかったのが響いたが、2戦目は後半の失点を24点に抑え、ロースコアゲームに持ちこんだ。外国籍選手だけでなく、安藤誓哉田口成浩もリバウンド争いに絡み、相手にセカンドチャンスを与えなかったことが大きい。また、レオ・ライオンズは得点とリバウンドの両面でメドが立ち、東地区をかき回す存在になりそうだ。

 秋田がホームに迎えるのは千葉ジェッツ。前節のレバンガ北海道戦は2戦ともハイスコアゲームを勝ちきった。スターターとタイラー・ストーンを加えた6人の得点力は盤石であり、2戦合計43アシストとオフェンスの破壊力は抜群だが、失点の多さは反省材料。特に2戦目は15スティールを記録しているにも関わらず、失点が90点にのぼった。その一因は、わずか15というディフェンスリバウンドの本数にある。

 秋田は同じ東地区の全チームから白星を挙げており、千葉戦もホームで1勝している。2月のアウェイ戦も敗れたとはいえ、最後まで勝つチャンスがあった。ディフェンスとリバウンドで体を張れば、A東京に続いて千葉からも2勝目を挙げる可能性は大いにある。

文=吉川哲彦

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