3月31日、B1リーグ第26節第1戦がカメイアリーナ仙台で行われ、3連敗中の仙台89ERSがレバンガ北海道と対戦した。
東地区の下位に沈むチーム同士の一戦は、試合開始から互いにシュートが決まらない時間が続く。仙台が4、北海道が5とターンオーバーもかさみ、6-7のロースコアで最初の10分間を終えた。
続く第2クォーターに仙台は佐藤文哉が11得点を挙げる活躍を見せ、一気に18点を積みあげる。しかし、ダニエル・ミラーとジャマール・ソープにインサイドを攻めこまれ、24-22と拮抗したスコアで前半を終えた。
第3クォーターは熊谷宜之、グレッグ・マンガーノに3ポイントシュートが飛びだし、仙台が徐々に点差を広げる。守っては北海道の得点を10点に抑え、40-32で最後の10分間に突入した。
しかし最終クォーターは北海道の猛攻に遭う。開始早々に西川貴之、ミラーの連続得点で一気に4点差まで詰め寄られると、試合終了残り3分58秒にはジョーダン・バチンスキーに得点を与え、46-47と試合をひっくり返される。その後はマンガーノのバスケットカウントなどで再びリードを奪うも、同30秒に多嶋朝飛にこのクォーター2本目の3ポイントシュートを決められ、53-53の同点に。直後に2本のフリースローを与えたものの、相手のミスに助かると仙台は佐藤がブザービーターを決め、55-53で劇的勝利を収めた。
仙台は決勝点を沈めた佐藤が13得点を挙げたほか、マンガーノが18得点15リバウンドの活躍を見せ、連敗ストップの立役者となった。
【試合結果】
仙台89ERS 55-53 レバンガ北海道