サクレ28得点のSR渋谷がホーム2連勝、滋賀は激戦の末に琉球を下す/B1リーグ第27節

SR渋谷のサクレは、28得点10リバウンド4アシスト5ブロックの大活躍でチームをけん引 [写真]=B.LEAGUE

 B1リーグ第27節第2戦が4月9日に各地で行われた。

 サンロッカーズ渋谷はホームで横浜ビー・コルセアーズと対戦。試合は広瀬健太が3ポイントシュートとフリースローで5得点を先取すると、その後はロバート・サクレがインサイドで加点し、23-16と7点リードして第1クォーターを終えた。第2クォーターは横浜のファイパプ月瑠とジェイソン・ウォッシュバーンにペイントエリアで得点を積みあげられるが、SR渋谷はサクレが応戦し、35-29とリードを保ち前半を終了。しかし第3クォーターに入ると、湊谷安玲久司朱にジャンプショットで攻めこまれ、47-47の同点に追いつかれる。それでも最終クォーターは、広瀬の3ポイントでリズムをつかむと、サクレを中心とした攻撃で横浜の追いあげを許さず、最終スコア69-66で勝利を収めた。サクレは来日後最多となる28得点をマークしたほか、10リバウンド4アシスト5ブロックの活躍でチームをけん引した。

 新潟アルビレックスBBは敵地で富山グラウジーズを下した。前半はサム・ウィラード宇都直輝が中心となって攻撃を展開する富山を相手に、33-40と7点のビハインドを背負う。しかし後半に入ると、インサイドからはダバンテ・ガードナーが、アウトサイドからは五十嵐圭佐藤公威がシュートを沈め、53-53と同点まで追いあげ第3クォーターを終える。最終クォーターも一進一退の攻防が続き、試合終了残り3分4秒に67-67の同点となるが、そこから、ガードナー、佐藤優樹、五十嵐が連続7得点。これで富山を引き離すと、そのまま最終スコア81-71で勝利を手にした。新潟はガードナーが24得点、五十嵐が19得点、クリント・チャップマンが18得点をマークし、1月18日、21日以来となるチームの連勝に貢献した。

 西地区上位浮上を狙う大阪エヴェッサ京都ハンナリーズの一戦は、第3クォーターが勝負の分かれ目となった。前半はモー・チャーロを中心とした攻撃を展開する京都を相手に、大阪は37-41と4点のビハインドを背負う。しかし、第3クォーターに入ると、残り9分27秒に京都にファストブレイクで得点を与えて以降、同2分13秒まで得点を許さず。その間、エグゼビア・ギブソン、根来新之助、今野翔太らがシュートを沈め、この10分間を23-4と圧倒した。15点のリードで迎えた最終クォーターは危なげなく試合を進め、最終スコア82-74で勝利を収めた。

 滋賀レイクスターズはホームで琉球ゴールキングスを撃破した。17-15と2点リードで迎えた第2クォーター、琉球のレイショーン・テリーラモント・ハミルトンの猛攻を止められず、38-45と7点ビハインドで前半を終える。しかし第3クォーターは、並里成の連続3ポイントシュートなどで追いあげ、63-67と点差を縮めて最後の10分間に突入。最終クォーター序盤は両チームがともに3ポイントシュートを入れ合う展開となるも、タイムアウト明け、滋賀は並里と起点としたファストブレイクで連続得点を挙げ、77-75とリードを奪い直す。その後は互いに主導権を譲らない中、88-88の同点で迎えた試合終了残り0.4秒にジュリアン・マブンガがフリースローを獲得。これを沈め、89-88で貴重な白星を挙げた。

【試合結果】
サンロッカーズ渋谷 69-66 横浜ビー・コルセアーズ

富山グラウジーズ 71-81 新潟アルビレックスBB

大阪エヴェッサ 82-74 京都ハンナリーズ

滋賀レイクスターズ 89-88 琉球ゴールデンキングス

モバイルバージョンを終了