7連敗中の横浜が三遠と対戦、細谷は10月の再現を果たし救世主になれるか

 中地区2位が定位置だった三遠ネオフェニックスが、シーズン終盤にきて3位転落の危機に瀕している。前節で連敗し、サンロッカーズ渋谷が連勝したことで、ゲーム差は1。今節の相手、横浜ビー・コルセアーズは目下7連敗中とあって、ここは確実に2勝しておきたいところだ。

 前節の川崎ブレイブサンダース戦は、1戦目でターンオーバーが17を数え、ジョシュ・チルドレスの27得点も実らなかった。2戦目はそのチルドレスが11得点に封じられ、チーム全体でも63点。前々節に復調の気配を見せた得点力がまた少し下がってしまった。

 前節でSR渋谷と対戦した横浜。1戦目はリバウンドで相手を大きく下回り、第3クォーターに大量33失点を喫した。2戦目は粘りに粘ったものの、3点届かなかった。2戦とも2ケタ得点に乗せたのはジェフリー・パーマーのみ。5試合連続で70点未満と、得点力ダウンは深刻だ。

 横浜は、今季1つも勝てていないカードが6試合残っている。今季2勝3敗の三遠戦は、残り3試合で少なくとも2勝したいところ。10月9日の第3節第2戦で対戦した際には、細谷将司が39得点の大爆発を見せ、開幕5連敗のチームに初勝利をもたらした。その再現を果たして、チームの救世主になれるか。

文=吉川哲彦

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