波に乗る滋賀は三河撃破なるか、狩野祐介や長谷川智伸の得点力に注目

 滋賀レイクスターズの勢いは本物だ。西地区2位を争う3チームから白星を奪い、前節はついに京都ハンナリーズを連破。完全に波に乗った状態で、地区王者のシーホース三河をどこまで苦しめるかが非常に興味深い。

 チームの軸であるジュリアン・マブンガ並里成らをしのぐほどのインパクトで、連勝の立役者となったのが菅原洋介だ。1戦目の得点は2点止まりだったが10リバウンド3スティールをマークし、2戦目は3ポイント4本を含む14得点を記録した。体を張ったディフェンスなど数字に表れない献身的なプレーで、現在23試合連続スターター出場中。前節は数字に残る部分でも貢献し、西地区をかき回す滋賀を支えている。

 三河は地区優勝を決めた後も気を抜くことなく、現在12連勝中。リーグ全体の1位まで1ゲーム差に縮め、チャンピオンシップの第1シードも射程圏内だ。前節もやや失点が多かったこと以外は特に隙がなく、主力の安定感は抜群。狩俣昌也も2戦目で13得点4アシスト6スティールと存在感を増している。

 三河には4戦全敗の滋賀だが、最も点差の離れた試合でも13点差と、大敗の試合はない。狩野祐介長谷川智伸のシュートが火を噴けば、三河の焦りを誘えるはずだ。

文=吉川哲彦

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