SR渋谷は得点バランスの良さを持続させたい、富山は3ポイントシュートを増やせるか

 サンロッカーズ渋谷川崎ブレイブサンダースから今季初勝利を挙げ、チャンピオンシップ進出マジックを2に縮めた。前節1戦目は3ポイントシュートの成功率が5割を超え、17アシストを記録しながら、試合序盤から川崎のオフェンスを止めることができなかった。しかし、2戦目はリバウンドを改善し、後半の20分間を27失点に抑えた。オフェンス面では2戦を通じてアキ・チェンバースの貢献度が向上。また、1戦目で満原優樹が約2カ月ぶりの2ケタとなる23得点で復調の気配を感じさせた。

 今節は大田区総合体育館に富山グラウジーズを迎える。前々節に川崎から1勝をもぎ取った富山は、三遠ネオフェニックスとの前節1戦目でも白星を挙げた。ここにきて再び存在感を増しているサム・ウィラードが26得点17リバウンド。さらに、この試合で10アシストを記録した宇都直輝のパスからデクスター・ピットマン岡田優も得点を重ねた。2戦目も前半の失点を18点に抑えて連勝の期待が掛かるが、第4クォーターの31失点で一気にひっくり返された。

 SR渋谷は前節のような得点バランスの良さを持続できるか。富山もインサイドを強調しつつ、前節は2戦合計で3本しか決まらなかった3ポイントを増やしたい。

文=吉川哲彦

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