今季の対戦成績は3勝3敗、ホーム新潟はモチベーション高く試合に臨めるか

 横浜ビー・コルセアーズとの前節第2戦に敗れ、新潟アルビレックスBBのチャンピオンシップ進出が消滅した。現時点で、チャンピオンシップと残留プレーオフのどちらにも出場しないことが確定している唯一のチームだ。残り5試合は、モチベーションの維持が非常に難しい。

 横浜との1戦目は第1クォーターの10点リードを終盤に一度逆転されたものの、ダバンテ・ガードナーらのオフェンスリバウンドが効き、3点差でかわした。しかし2戦目は、最大25点まで開いた点差をスティーブン・バン・トリース畠山俊樹の奮闘で追いつきながらも、大事な場面で犯した不要なファウルが響いた。

 今節は三遠ネオフェニックスと相まみえる。その三遠も、富山グラウジーズとの1戦目で敗戦。前半に24得点しか奪えず、後半の猛烈な追いあげも届かなかった。2戦目も前半で18得点と苦しみ、後半に巻き返す展開だったが、インサイドのディフェンスを修正し、相手の3ポイントもわずか1本に抑えたことが勝利につながった。

 三遠のCS進出マジックは2。新潟にとっては現在、3勝3敗の五分の対戦成績であることと、相手が自分たちのホームで歓喜に沸くのを阻むことがモチベーションだ。

文=吉川哲彦

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