大阪が敵地で三河を撃破、千葉は栃木の東地区優勝を阻止/B1リーグ第30節

レイアップシュートを放つ大阪の橋本拓哉 [写真]=B.LEAGUE

 4月29日、B1リーグ第30節第1戦、第2戦が各地で行われた。

 西地区2位の大阪エヴェッサは敵地で、同首位に立つシーホース三河を撃破した。45-46の1点ビハインドで迎えた最終クォーター、残り4分36秒に合田怜の3ポイントシュートが決まり、60-60の同点に追いつく。さらにジョシュ・ハレルソンも3ポイントを沈めて逆転に成功すると、試合終了残り17秒には69-62とリードを7点に広げた。しかし、その後は柏木真介比江島慎に3ポイントを許し、同6秒には2点差まで詰め寄られる。それでも最後は相手の逆転弾を防ぎ、70-68で接戦を制した。

 サンロッカーズ渋谷は大田区総合体育館でのホーム戦で富山グラウジーズを下した。53-57と4点ビハインドで突入した最終クォーター、宇都直輝を中心に攻めこまれ、試合終了残り6分44秒には55-68と13点差。しかしそこから、ロバート・サクレがペイントエリアで連続得点をマークすると、ベンドラメ礼生アイラ・ブラウンの3ポイントも続き、同2分19秒には73-74まで巻き返す。その後は広瀬健太が2本のシュートを沈めて試合を決定づけ、最終スコア81-74で白星を挙げた。

 川崎ブレイブサンダース横浜ビー・コルセアーズに快勝。第1クォーターはニック・ファジーカスが12得点、辻直人が3本の3ポイントシュートで9得点を挙げ、28-20とリードすると、続く第2クォーターもファジーカスが得点を積みあげ、48-35とリードを広げる。第3クォーターもファジーカスは攻撃の手を緩めず、73-55と18点差に。最終クォーターもそのままの勢いで試合を運び、96-75で勝利を収めた。試合をとおして、ファジーカスが35得点、辻が18得点を記録し、内外から効率よく攻撃を仕掛けた。

 千葉ジェッツは栃木ブレックスとの第1戦を制した。互いに主導権を譲らない拮抗した状況が続く中、71-69の2点リードで迎えた試合終了残り2分19秒に、タイラー・ストーンが3ポイントシュートに成功。さらに同1分38秒、ストーンのアシストから西村文男も3ポイントを沈めて、リードを一気に8点に広げる。直後に田臥勇太に3ポイントを入れ返されるも、その後は点差を縮めさせず、千葉が最終スコア84-77で勝ちきった。栃木はこの敗戦により、東地区優勝が次戦以降に持ち越された。

【試合結果】
シーホース三河 68-70 大阪エヴェッサ

サンロッカーズ渋谷 81-74 富山グラウジーズ

川崎ブレイブサンダース 96-75 横浜ビー・コルセアーズ

栃木ブレックス 77-84 千葉ジェッツ

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