SR渋谷は中地区2位でのCS出場を目指す、新潟は今季1勝の相手に意地を見せられるか

 富山グラウジーズとの1戦目に勝利し、サンロッカーズ渋谷のチャンピオンシップ進出が決まった。第4クォーター残り7分弱での13点ビハインドをひっくり返す逆転勝利。広瀬健太は最後の約1分で5得点を挙げ、6オフェンスリバウンドを含む8リバウンドに加え、4アシスト4スティールも記録した。アイラ・ブラウンの20得点19リバウンド、ベンドラメ礼生の19得点も光った。しかし2戦目は、第4クォーターに追いあげるも4点届かず。残り3試合で中地区2位の三遠ネオフェニックスとの1ゲーム差を追いつかなければ、ワイルドカード2位での進出となる。

 今節の相手は新潟アルビレックスBB。すでにCS進出がなくなった新潟だが、三遠戦はブースターの大声援に後押しされ、1戦目は最後の6分強で14点まで開いたビハインドをひっくり返した。2戦目も最後は振りきられたものの、五十嵐圭佐藤公威の3ポイントで粘りに粘った。

 日本初のプロチームという誇りを胸に戦う新潟。今季のSR渋谷戦はここまで1勝6敗と苦しめられてきたが、JBL時代は相性の良かった相手だ。当時大黒柱としてチームを引っ張った庄司和広ヘッドコーチは、選手を鼓舞してSR渋谷に手痛い一撃を与えることができるか。

文=吉川哲彦

モバイルバージョンを終了