悔しさをにじませる川崎の主将、篠山竜青「気持ちの部分で栃木の方が上だった」

タイトルを逃し試合後に涙する篠山[写真]=新井賢一

 5月27日に国立代々木競技場第一体育館でB.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2016-17のファイナルが行われ、川崎ブレイブサンダースが栃木ブレックスと対戦。川崎は互角の展開に持ちこみながらも79-85と僅差で敗れ、あと一歩のところでタイトルを逃した。

 主将を務める篠山竜青は試合後の記者会見で「今日の試合は本当に楽しかった。今までバスケットをやってきた中でこんなに盛りあがる日が来るなんて思っていなかった」と、10144人の大観衆の中でプレーできた喜びを口にした。

 もっとも、自身は13得点3リバウンド2アシストの活躍を見せたが、「勝敗を分けたのは球際の部分やターンオーバーなどの一つひとつプレーの精度が足りなかったこと。気持ちの部分で栃木の方が上だった」と悔しさをにじませた。

 また、「今日の試合で田臥(勇太)さんに『まだまだ甘いよ』と言われているようなゲームになった」と振り返り、「ああいう司令塔、キャプテンになれるようにまずは自分がレベルアップしないといけないし、もっとリーダーシップをとってチームを勝利に導けるポイントガードに成長したいと思った」とマッチアップを繰り広げた田臥を称えるとともに、今後の成長を誓った。

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