島根スサノオマジックは6月15日、新潟アルビレックスBBに所属する33歳のシューティングガード、佐藤公威との契約合意を発表した。
【佐藤 公威選手契約合意のお知らせ】このたび島根スサノオマジックは、佐藤公威選手と契約合意いたしましたので、お知らせ致します。https://t.co/SgT6HwDVa2 pic.twitter.com/HdFn7kWOar
— 島根スサノオマジック (@susanoo_m) June 15, 2017
計9シーズン在籍した新潟を離れる佐藤は、島根のクラブの公式HPで「故郷新潟を出て遠い遠い島根県でプレーすることは正直かなりの覚悟がいりました」と心情を吐露。それでも、「面談をとおして末松勇人ゼネラルマネージャー、鈴木裕紀ヘッドコーチの熱い気持ち、本気で必要とされるありがたさを感じました。選手としてこれほどかと思うくらいのありがたさを感じることが出来たチームが島根でした」と述べ、「最後は気持ち……。そう教えてくれたのは島根でした」とコメントした。また、「B1で戦えることも、島根の歴史を作って来た選手たちに対しても感謝、尊敬の気持ちでいっぱいです。自身としてプロとして、そして一家の主人として本気で移籍を決めました」と続けた。
島根の球団代表を務める尾﨑俊也氏は「島根でともに戦ってほしいと何年もオファーをしていました。B1昇格初年度にその願いが叶い、本当にうれしく思います」と明かした。今季59試合に出場して500得点(1試合平均8.5得点)をマークした佐藤について、「高いシュート能力、そしてガッツ溢れるプレーが魅力」と評価し、「熱いプレーをぜひ楽しみにしていてください」とブースターに呼びかけた。
末松ゼネラルマネージャーは「これまで大きなケガがなく、コートに長く立ち続けられる選手であることも日頃のプロ意識から生まれるもの」と言及し、新潟工業短期大学卒業後の2005年からプロとして活躍している佐藤について次のように語った。
「21歳でプロになり、大きなアドバンテージをとりました。自分を持っている選手だなと当時からみていました。bjリーグ時に、FA権を初めて行使し、移籍をしたのも彼でした。今回も新潟への想いはあったものの、大きな挑戦に強い決断をしてくれた佐藤公威というハートの熱い男を歓迎したいと思います。パイオニアとは言わないにしても、まわりに大きな影響を与えることができる力を持っている選手です」
なお、クラブは15日現在で、元大阪エヴェッサの相馬卓弥、元アースフレンズ東京Zの渡邊翔太、元金沢武士団の後藤翔平、元琉球ゴールデンキングスの波多野和也との契約合意を発表している。