ユーロリーグで7年プレーしたベテランのビッグマンが滋賀に加入、経験を「チームメートに伝授する」

2014年、UNICSカザン在籍時のフィッシャー [写真]=Getty Images

 滋賀レイクスターズは8月8日、ディオール・フィッシャーと2017-18シーズンの選手契約が基本合意に至ったことを発表した。

 1981年生まれでアメリカ出身のフィッシャーは、211センチ116キロのパワーフォワード兼センター。ウェストバージニア大学卒業後の2005年にプロキャリアを開始し、ポーランド、ドイツ、ベルギー、イスラエル、スペイン、ウクライナ、ロシアなどのチームをわたり歩いた。昨季はラトビアのリーグでプレーし、15試合の出場で1試合平均13.3得点8.7リバウンド1.6ブロックをマーク。また、2014年にはイスラエル国籍を取得し、ナショナルチームにも名を連ねた。

 滋賀への加入が決まったフィッシャーは、チームの公式HPで「新しいチームメートたちに早く会って、私がヨーロッパのキャリアを通じて得た技を、チームメートに伝授していきたいです」と意欲を示し、「自分自身に対してはもちろんのこと、チームメートたちに対しても常に全力でハードワークするよう働きかけていきます」と語った。

 ショーン・デニスヘッドコーチは、「ディオールは経験豊富なビッグマンとして、リバウンドや効率の良いスコアリングをチームにもたらし、また非常に秀でたディフェンダーとしてリングを守ってくれます」と紹介し、「ディオールはチームに広がる勝利に対する執着心や競争心を持っています。それこそが新たなシーズンを迎えるこの若いチームに必要なものです。『休むことなく、意欲的に、情熱的に』という我々のテーマのすべてをディオールは体現してくれるでしょう」と期待を寄せた。

 また、球団代表とゼネラル・マネージャー(GM)を務める坂井信介氏は、「欧州最高峰ユーロリーグで7年間実績のあるベテランのフィッシャー選手を加えることができてうれしく思います。35歳という年齢で、最高レベルの経験を存分に発揮して若い新生レイクスを引っ張ってくれると期待しています」とコメントした。

 なお、フィッシャーとの契約により、滋賀は計12選手をロースターにそろえた。

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