9月29日に川崎市とどろきアリーナにて開催されたB1第1節で、川崎ブレイブサンダースは名古屋ダイヤモンドドルフィンズに76-77で敗戦。記念すべきBリーグ2シーズン目の開幕戦を勝利で飾ることができなかった。
この試合、藤井祐眞は25分26秒の出場時間で17得点と、ニック・ファジーカスに次ぐ得点をマーク。加えて7アシストに3スティールも記録するなど攻守に奮闘した。
試合後、藤井は「前半はチームとして攻守に連動することができなかった。セットプレーに固執しすぎて動きが止まってしまった」と苦戦の原因を語った。試合開始直後から名古屋に主導権を奪われ、リードを許す展開の中でのコートインとなったが、「自分が入ったらしっかり走って、ボールが動いて相手のディフェンスを動かすバスケをしようと思っていた」と、流れを変えるプレーを強く意識していたことを明かした。
獅子奮迅の活躍を見せた藤井だが、「途中から出場するということは、相手がどういうプレーをしてくるかを見ることができる。その上で味方のプレーをどう変えれば自分たちの流れにすることができるのかをいつも考えてコートに入っている」と、ベンチから戦況を見極めるイメージについて語り、「(篠山)竜青さんやニック、辻(直人)さんが出ていないときにチームを引っ張っていきたい」とシックスマンとしての責任感をのぞかせた。