B1リーグ2017-18シーズンの開幕節で、千葉ジェッツが西宮市立中央体育館にて西宮ストークスと対戦。9月30日の第1戦を86-70で勝利すると、10月1日の第2戦も93-72で白星を挙げ、2連勝を飾った。
第2戦で23得点9アシストを記録した千葉の富樫勇樹は試合後、「去年、2戦目を落としたことが、すごく悔しい思いをした。スタートダッシュができなかった原因だと思っている」とコメント。昨シーズン、本拠地船橋アリーナで仙台89ERSとの開幕節を迎えた千葉は、第1戦を96-77で制したものの、続く第2戦は60-68で敗れた。「今年こそはしっかり勝たなきゃいけないと、全員気持ちが入っていた」と語った。
勝負の分岐点は第2クォーター終盤だったと分析する。36-32で迎えた残り2分6秒に3ポイントを決めた小野龍猛が、それからおよそ1分の間に、さらに2本の3ポイントを成功。富樫はその後、スティールからのレイアップを沈め、最後は3ポイントのブザービーターで前半に終止符を打った。「ずっと(リードが)10点にいかないくらいでゲームが進んでいた中、龍猛さんの3ポイントと最後の自分の5得点で、(50-33の)17点のリードで前半を終えられた。このゲームの勝敗を本当に分けたところだと思う」と振り返った。
好発進を切った千葉の現状について、「もちろん改善点はすごくある」と指摘しながらも、「開幕2戦の状態としては、チームの出来はすごくいい」と評価。「マカオの5連戦(「The Super 8」)で5連勝できたこともそうだし、現時点でのチームとしての完成度は思った以上に高い」と話した。