アウェーで迎えた開幕節を1勝1敗としてホーム開幕に臨むレバンガ北海道。2戦目を鮮やかな逆転劇でものにした勢いで、横浜ビー・コルセアーズを迎え撃つ。
富山グラウジーズとの1戦目は前半の13点リードを守りきれずに逆転負け。しかし2戦目は、第3クォーターまでの18点ビハインドを一気にひっくり返した。新加入のグレゴリー・ウィッティントンとマーク・トラソリーニはもとより、関野剛平や川邉亮平といった若手も戦力として十分に機能した感がある。
横浜も、滋賀レイクスターズをホームに迎えた開幕節は1勝1敗。1戦目は前半と後半で全く別のチームになってしまい、後半はわずか19得点に抑えこまれた。そして、2戦目はまた1戦目と違うチームになったように終始リードで圧勝。田渡凌やハシーム・サビートといった新戦力は2戦を通じてまずまずの出来だった。
注目は開幕直前に期限付移籍で加わったばかりの伊藤大司。当初富山遠征には帯同していなかったが、1戦目の野口大介の負傷に伴って急きょ富山に飛び、見事なゲームコントロールで2戦目の逆転勝利を演出した。さらにチームにフィットしていくかどうか、この横浜戦はチームにとっても本人にとっても重要だ。
文=吉川哲彦