10月9日、渋谷キャストにてSHIBUYA FUTURE SPORTS PROJECT実行委員会が主催するバスケットボールイベント「SHIBUYA FUTURE SPORTS PROJECT シブヤxバスケ」が開催された。
渋谷をホームタウンとする3x3 PREMIER. EXE所属のDIME. EXEが共催を務め「“渋谷でできる”新しいスポーツ体験を提供する」という目的でスタートした今回のイベントは、会場の屋外広場に3x3のコートを設置。同チーム選手兼オーナーの岡田優介(京都ハンナリーズ)によるバスケットボールクリニックや、企業チームが参加できる3x3の大会「DIME CUP」などが行われた。
オープニングトークショーでは、同じく渋谷を本拠地とするサンロッカーズ渋谷から、チームのキャプテンで渋谷区観光大使スポーツアンバサダーも務める伊藤駿が登場。トークショーの冒頭では「こういう場所とリングさえあれば、他の場所でもバスケットができる環境を作れるので、どんどん増やしていければいい」と、設置されたコートについてコメント。また、7日、8日に行われた今季B1リーグのホーム開幕戦で2連敗を喫した三遠ネオフェニックス戦を振り返り、「個人的にもどうしても勝ちたかったですし、ファンの方々には本当に申し訳ない試合をしてしまった。まだまだチームケミストリーや選手同士のコミュニケーションの部分が課題です」と反省した。
その他、自身のプライベートや今シーズンのチームスタイルについてのトークも繰り広げられた。長谷川智也、菊池真人、山内盛久が新たに加入し、伊藤を含め今季SR渋谷に在籍する6人の同世代については「みんなよく喋るのでロッカールームもすごくうるさいです。(ロバート)サクレもすごく喋りますし、オフコートではくだらない話とか、ここでは言えない話もします」と、トークショーならではの裏話も披露した。
さらに、トークショー終盤には出身校である青山学院大学の先輩にあたる岡田も参加。「こっち(伊藤)は黄金時代を築いた“NEW青学世代”で、僕は“OLD青学世代”なのでジェネレーションギャップを感じます」と、岡田が冗談まじりに話せば、伊藤は「(時期は一緒ではなかったですが)すごくストイックな先輩」と岡田のイメージを口にし、「電車の移動中でもずっと本を読んだりしていたし、練習後も正中さん(岳城/アルバルク東京)と自主練習をずっとしているから1、2年生が帰れなくて迷惑だったと先輩から聞きました」と、当時のエピソードを明かし会場を盛り上げた。
トークショー終了後は、岡田によるバスケットボールクリニックが開催された。3x3の公式球を使用して、レイアップやジャンプショットのシュートメニューを中心に、より実戦を意識した動きをレクチャー。「失敗すればするほど上手くなります。どんどん失敗しましょう」と子どもたちに向けてエールを送り、ファンとの交流を深めた。