B1は今節から地区内の対戦がスタート。9カード中7カードが同地区の顔合わせとなるが、その先陣を切るのは初顔合わせの京都ハンナリーズと西宮ストークスだ。
開幕連勝スタートを飾った京都。前節はアウェーで千葉ジェッツという厳しい相手だったが、2戦目で我慢の展開から会心の逆転勝利を挙げた。永吉佑也が勝負どころで3ポイントと速攻レイアップを決める目覚ましい活躍を見せたほか、片岡大晴が高いエナジーレベルで攻守にハッスルしたことも勝利を呼びこんだ。チームの士気が上がった状態でホームに戻る今節は波に乗るチャンスだ。
対する昇格組の西宮は開幕4連敗と、早くもB1の壁に当たっている。前節の富山グラウジーズ戦は1戦目が4点差、2戦目が5点差といずれも惜敗。梁川禎浩や道原紀晃、石塚裕也の奮闘は光ったが、3ポイントの決定力を欠いたこともあり、得点が伸びなかった。ここまでの4試合はすべて68得点から72得点。この数字をもう少し伸ばしたいところだ。
そのためには、岡田優介やマーカス・ダブといった優れたマンマークディフェンダーを突破する必要がある。マッチアップが予想される選手の中でも、特にドゥレイロン・バーンズのパフォーマンス向上は欠かせない。
文=吉川哲彦