前節のレバンガ北海道戦から中3日でホームゲームに臨む川崎ブレイブサンダース。今節は、ともに中地区から東地区に移動したサンロッカーズ渋谷と対戦する。昨季のチャンピオンシップでも激突した相手だ。
北海道戦は、1戦目で相手のオフェンスを止めることができず、後半だけで51失点、合計でも95失点とディフェンスを完全に崩された。2戦目も前半は劣勢に立たされたが、第3クォーターに追いつくとそこからは互角の展開になり、後半は27失点。フリースローだけで34得点を奪い、延長で勝利を拾った。1戦目で良くなかったディフェンスとリバウンドを2戦目にしっかり修正するところはさすがだ。
対するSR渋谷は名古屋ダイヤモンドドルフィンズに連勝。いずれも前半のビハインドを後半に逆転しての勝利だった。ベンドラメ礼生が安定した働きを見せ、急きょ加わったジャマール・ソープも2戦目で約14分出場して6得点7リバウンドと、合流して間もないことを考えれば十分な出来だった。
昨季の対戦成績はCSも含めて川崎の8勝2敗。SR渋谷がその借りを返すには、前節2戦目で14得点8リバウンド7アシストをマークしたジョシュ・ハレルソンのオールラウンドな活躍が欠かせない。
文=吉川哲彦