2017.10.19

新たな“関西ダービー”、田中大地には“バーンズストッパー”の役割を期待

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 西宮ストークスが念願のB1初勝利を挙げた。アウェーで京都ハンナリーズに挑んだ前節、1戦目は序盤から追いかける展開を強いられ、あと一歩届かなかった。しかし2戦目は逆に序盤から主導権を握り、終盤の猛烈な追いあげをかわして逃げきった。1戦目で17得点9アシスト、2戦目で23得点とドゥレイロン・バーンズが真価を発揮し、チームとしてもようやくエンジンがかかった感がある。

 今節は、前節同様今季から新たに加わった“関西ダービー”の1つ、滋賀レイクスターズ戦だ。その滋賀は琉球ゴールデンキングスを相手にアウェーの洗礼を浴びた。1戦目は前半で18得点しか挙げられず、31点差の完敗。2戦目も第4クォーターに猛攻を受けて敗れた。1戦目では狩野祐介ディオール・フィッシャーが負傷して2戦目を欠場し、2戦目では長谷川智伸も負傷。長谷川は今節出場できず、フィッシャーも出場は微妙な情勢だ。

 スターター3枚がケガを抱える滋賀は、ベンチスターターの奮起が必須。菅原洋介田中大地樋口大倫の体を張ったプレーで得点力ダウンをカバーしたい。中でも今季限りでの引退を表明している田中には、“バーンズストッパー”としての役割を期待したいところだ。

文=吉川哲彦

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