10月22日に横浜国際プールでB1リーグ第4節第2戦が行われ、シーホース三河が横浜ビー・コルセアーズに96-69で快勝した。
キャプテンの狩俣昌也は試合後、「ケガやスケジュール(の都合による欠場)があったとき、より“チーム力”が発揮されるところだと思う」とコメント。三河のスターターを務め日本代表候補であるポイントガードの橋本竜馬は、故障により第3節から不出場。しかし、代わって先発を担う狩俣が、9得点8アシスト2スティールを記録し、主力不在の穴を埋めた。
また、今節ではチーム最多の1試合平均14.2得点を挙げる金丸晃輔も、コンディション不良によりコートに立たず。それでも、この日は西川貴之がゲームハイの32得点をマークする大活躍でチームを引っ張った。西川を「元々力のある選手」と評する狩俣は、「うちのチームは(誰もが)常に準備していて、『チャンスが来たらいつでも』という気持ちがある」と話した。
開幕戦で栃木ブレックスに敗れた三河だったが、その後は無敗の7連勝を記録。好調のチームについて、「1試合が終われば、いいところも悪いところもそれぞれ見つかってくる。『いいところは継続し、悪いところは修正する』ということが、全員でコミュニケーションが取れている。それが今の結果につながっているのかなと思う」と分析した。
一方で狩俣は、「ガードとして、まだまだそれぞれの選手のいいところを引き出せていない」と、さらなる向上の余地を実感。得点力を備えたチームメートについて、「『どうやってスイッチを入れてあげるか』が大事」と述べ、「そこをできたら、ポイントガードとしてもっと楽しくなってくるし、そこに醍醐味もあると思う」と語った。