今季最初の“三河ダービー”、ホームの三遠ネオフェニックスにとっては正念場

 開幕節連敗の後に4連勝と波に乗りかけたものの、名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦は連敗。さらに、開幕から欠場していたロバート・ドジャーがインジュアリーリストに入り、三遠ネオフェニックスにとって今節の“三河ダービー”こと、シーホース三河戦は正念場だ。

 名古屋Dとの1戦目は、第1クォーターで6得点とオフェンスが沈黙。後半に56得点を挙げたものの、前半のビハインドを覆すには至らず。2戦目は第2クォーターに33失点を喫し、ディフェンスが崩れたのが致命傷となった。日本人選手のサイズで優位に立つはずが、その強みを活かせなかった格好だ。

 対する三河は、金丸晃輔橋本竜馬を欠きながらも横浜ビー・コルセアーズにきっちり連勝した。1戦目はダニエル・オルトンがダンク4本、3ポイント3本を含む26得点の大暴れ。2戦目は西川貴之が3ポイント5本を含む32得点と爆発している。ここまでの8試合中6試合でアシストが20本を超えているのは、オルトンら新戦力がチームにフィットしている証拠だろう。

 三遠にとっては今季3試合目のホームゲーム。気持ちを切り替えるにはいい機会だ。主将としてチームを引っ張る岡田慎吾が、プレーでもチームメートを鼓舞することができるか。

文=吉川哲彦

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