琉球ゴールデンキングスは水曜開催のアウェー戦から中1日でのホームゲームとなるが、前節の京都ハンナリーズ戦は22点差の完勝。その勢いを失うことなく、千葉ジェッツ戦に臨むことができる。
京都戦は19得点のハッサン・マーティンを筆頭に5人が2ケタ得点を挙げ、前々節に表れた得点力ダウンの懸念をかき消した。アイラ・ブラウンは13得点8リバウンド7アシスト3ブロックとフル回転し、須田侑太郎も12得点と上り調子だ。
対する千葉も、レバンガ北海道戦は21点差を付ける会心の勝利。こちらも21得点の富樫勇樹を含む4人が2ケタ得点を挙げ、オフェンス力のある相手に前半22失点とディフェンスも冴えた。後半に失点が増えたとはいえ、序盤から相手を飲みこむ千葉らしい試合運びだった。
前節はオフェンス面で一定の成果を見せた両チームだが、フリースロー成功率は意外なことに千葉がリーグワースト、琉球もワースト3位と低い。琉球は試投数と成功数もリーグ最少と、ファウルを誘うプレーができていないのだ。古巣との初対戦となるヒルトン・アームストロングも成功率は6割に満たないが、持ち場であるペイントエリアでアグレッシブにシュートを狙うことが求められる。
文=吉川哲彦