オフェンス好調の滋賀レイクスターズ、島根スサノオマジックに連勝し首位戦線に躍り出れるか

 11月の6試合をすべてホームで戦う滋賀レイクスターズは、その第一陣となる京都ハンナリーズ戦で幸先のいいスタートを切った。1戦目はガードの並里成小林遥太が計30得点、センターもファイ サンバとディオール・フィッシャーオマール・サムハンが計41得点をマーク。今季初めて90点台に乗せる快勝だった。2戦目も、前半は苦しんだが後半に46得点を挙げてひっくり返した。この試合では、鼻骨骨折をおして出場を続ける狩野祐介が16得点で並里とともにスコアリーダーになっている。

 滋賀に挑むのは島根スサノオマジック。前節のアルバルク東京戦はロースコアゲームを展開したが、1戦目を7点差で落とすと、2戦目は第4クォーターにディフェンスが崩れて36失点。3ポイントの不調が目立ち、1戦目で12本中3本しか決まらず、2戦目に至っては5本しか打っていない。5連敗で4勝9敗となった今、オフェンスの改善を急ぐ必要がある。

 滋賀は今節も連勝すれば、西地区の首位戦線に名乗りを上げる可能性がある。しかし連敗すれば、逆に島根に追いつかれる。どちらにとってもチャンスとピンチが表裏一体の状況で、試合を動かすのは主将の狩野と佐藤公威のリーダーシップだ。

文=吉川哲彦

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