アルバルク東京はホームで好調、レバンガ北海道は古巣戦に臨む3選手に注目

 千葉ジェッツのホームに乗りこんだ前節の東地区首位攻防戦1戦目で、アルバルク東京に1カ月ぶりの黒星がついた。それも、前半に29得点しか奪えず、第3クォーターに至ってはわずか8得点。今季最低の59得点に終わった一方でディフェンスも千葉を止めることができず、95失点は延長で敗れた新潟アルビレックスBB戦の97失点に次ぎ、40分間では今季最多。前々節に負傷した田中大貴の欠場の影響が大きく出る結果となった。2戦目も敗れると1勝差に迫られるところだったが、10点差で逃げ切った。

 対するは、今季初対決となるレバンガ北海道。前節のサンロッカーズ渋谷戦、1戦目は第1クォーターの10点ビハインドが最後まで響いて敗戦。2戦目は前半優位に試合を進めながらも、後半に20得点と失速して第4クォーターに逆転された。3連敗でSR渋谷と順位が入れ替わり、東地区5位に転落。“貯金”も「1」まで減り、今節は正念場だ。

 開幕直前に期限付移籍した伊藤大司が初めてA東京を敵に回すが、折茂武彦桜井良太にとってもA東京は古巣。未だ2敗と好調の古巣のホームに乗りこみ、立ちはだかることができるか。チームのOBとしての意地を見せる格好の舞台だ。

文=吉川哲彦

モバイルバージョンを終了