11勝6敗で並ぶ両軍、サンロッカーズ渋谷は完成度の高いディフェンスを発揮できるか

 第93回天皇杯・全日本バスケットボール選手権大会3次ラウンドを終え、B1各クラブはリーグ戦に舞台を戻す。川崎ブレイブサンダースは、11勝6敗で並ぶサンロッカーズ渋谷をホームに迎え撃つ。

 前節は富山グラウジーズの高いオフェンス力に手を焼き1勝1敗。ただ、自慢のオフェンスは2戦とも80点台とまずまずの出来。ともに2ポイント成功率が6割を超え、2戦目に至っては2ポイントだけで31本も決めている。個人では、長谷川技が1戦目で今季自己最多の17得点を挙げているのが目を引く。

 対するSR渋谷は、2戦とも62失点と持ち味のディフェンス力で島根スサノオマジックに連勝。1戦目は山内盛久が第1クォーターに12得点を挙げ、チームに勢いをつけた。2戦目は長谷川智也が14得点でチームをけん引。これでリーグ戦は7連勝となったが、天皇杯3次ラウンドではB2茨城ロボッツに苦杯を喫し、初戦敗退。精神面への影響が気になるところだ。

 今回同様、川崎ホームで激突した第4節の対戦は、2戦とも2点差で川崎が勝利。しかしSR渋谷は、その2戦目を最後に現在9試合連続で70失点を超えていない。完成度の高まったディフェンスでリベンジを果たせるか。

文=吉川哲彦

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