前節のシーホース三河戦で喫した連敗で黒星が「13」に伸び、苦しい戦いが続く横浜ビー・コルセアーズ。三河との1戦目は相手を66得点に封じたにもかかわらず、16本打った3ポイントが1本も決まらず、56得点にとどまった。2戦目は一転して三河にディフェンスを攻略され、大量90得点を許した。ハシーム・サビート・マンカのパフォーマンスは安定し、ウィリアム・マクドナルドも数字を残している。必要なのは、日本人選手の踏ん張りだ。
一方、琉球ゴールデンキングスは前節の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦も連勝し、西地区2位の京都ハンナリーズに3勝差をつけた。1戦目は3点差で逃げきり、2戦目は第2クォーターに広げたリードを守りきった。5試合連続でスターター起用されている田代直希は1戦目で10得点5リバウンド、2戦目で9得点4アシスト。チームの5連勝への貢献度は高い。
3ポイント試投数でリーグ2位、成功数は同1位の琉球に対し、横浜は試投数と成功数がいずれもリーグ最少であり、成功率も最も低い。外国籍選手のインサイドアタックを活かすためにも、3ポイントで相手のディフェンスを狂わせたいところ。ここはやはり川村卓也と細谷将司に期待が懸かる。
文=吉川哲彦