三遠ネオフェニックスはジンクスを打破したい、京都ハンナリーズは古巣戦に臨む新戦力に注目

 三遠ネオフェニックスは最近3節すべて1勝1敗、それも1戦目を落として、2戦目で雪辱するパターンになっている。シーズンをとおしても1戦目に勝ったのは2節しかなく、1戦目に弱いジンクスはそろそろ打破しておかなければならない。

 前節の富山グラウジーズ戦を前に、ロバート・ドジャーが戦列に復帰。さらに得点でリーグ3位につけていたカルティエ・マーティンを契約解除し、bjリーグ時代に優勝に貢献したウェンデル・ホワイトを呼び戻した。川嶋勇人鈴木達也のケガも癒え、富山戦は1戦目こそ敗れたものの、2戦目は12試合ぶりの80得点で勝利。今節の京都ハンナリーズ戦も1戦目を取れれば、いよいよ反撃への狼煙が上がりそうだ。

 その京都、前節はホームで島根スサノオマジックを退けた。マーカス・ダブの欠場が続く中、前々節同様にジュリアン・マブンガジョシュア・スミスが得点を量産。片岡大晴も現在3戦連続2ケタ得点と好調で、12月の4試合のチーム平均得点は90点近くにのぼる。

 京都はインジュアリーリストに入ったマーカス・ダブの代役として、三遠を退団したばかりのローレンス・ブラックレッジを補強。早速古巣に乗りこむとあって、彼の働きは要注目だ。

文=吉川哲彦

モバイルバージョンを終了