3ポイントが向上の兆しを見せている横浜、北海道のカギは新加入レイノルズがどこまでフィットできるか

 今季初の連勝を果たしてホームに戻った横浜ビー・コルセアーズ。前節も勝てば反撃への狼煙が上がるところだったが、新潟アルビレックスBBの強力なオフェンスを止めることができなかった。レバンガ北海道戦で仕切り直しといきたいところだ。

 新潟戦は前半こそパスでディフェンスを崩して得点を量産したが、後半はオフェンスが単発になってしまい、ディフェンスでも後手に回ってしまった。インサイド陣のファウルトラブルで、フリースローにほる失点がかさんだのも敗因だ。しかし、ジェフリー・パーマーが5本決めたこともあり、弱点の3ポイントシュートが向上の兆しを見せている。

 北海道は千葉ジェッツに圧倒されて完敗。グレゴリー・ウィッティントンのインジュアリーリスト入りに伴い獲得したジャスティン・レイノルズは約14分間の出場で7得点5リバウンドとまずまずの数字を残したが、ディフェンスでは相手の強みを消すことができず。21個のターンオーバーもあまりにも多すぎた。

 横浜はパーマーに続いて竹田謙も復帰間近。状態が上向いている状況で故障者が戻れば、チームにとっては追い風になる。逆に、2連敗により“貯金”を使い果たした北海道は、レイノルズがどこまでシステムにフィットできるかがカギだ。

文=吉川哲彦

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