北海道は日本人選手のサイズで優位、三遠は太田敦也がゴール下に立ちはだかることができるか

 前々節、“貯金”がなくなったレバンガ北海道横浜ビー・コルセアーズに連敗すればついに“借金生活”に入るところだったが、連勝で再び白星が先行した。しかし、今節連敗を喫すれば再び勝率5割に戻ってしまうため、三遠ネオフェニックス戦も緊張感を持って臨むことになる。

 横浜との1戦目は終盤に競り合いとなったが、相手のベンチテクニカルファウルに助けられる形で勝利。ただ、成功数リーグ1位のフリースローを43本も打ち、39本決めているのは北海道らしい戦い方ができた証拠だ。2戦目も26本中1本しか外さず、残り59秒に決まった折茂武彦の3ポイントで接戦を制した。12得点11リバウンドをマークした野口大介の貢献度も高い。

 三遠も西宮ストークスに連勝し、今季2度目の4連勝で勝率5割復帰。1戦目は序盤で主導権を握ると、その後は相手を寄せつけなかった。2戦目は第2クォーター以降接戦となったものの、第4クォーターに突き放した。田渡修人が2戦計9本の3ポイントを沈める活躍を見せ、前々節の好調を維持している。

 日本人選手のサイズで上回る北海道は、野口らのオフェンスリバウンドで勝機をうかがいたい。三遠は太田敦也がゴール下に立ちはだかることができるか。

文=吉川哲彦

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