3連敗中の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ、積極的なインサイドアタックと守備で首位撃破なるか

 第12節の連勝で波に乗るかと思われたが、その後3連敗。名古屋ダイヤモンドドルフィンズは現在中地区4位で、2位に星3つの差をつけられた。前節の千葉ジェッツ戦、1戦目は26本の3ポイントを打ちながら4本しか決められず、フリースローに至っては2本しか打てずに敗れた。2戦目はシュート力を取り戻したものの、千葉のオフェンスを止めることができず88失点。今一つ攻守がかみ合っていない印象だ。 

 対するシーホース三河も、今月に入って足踏みが続いている。京都ハンナリーズ戦は1戦目で18点差と無難に勝利したが、2戦目は相手の3ポイント攻勢をまともに受けてしまい91失点。今季最多の31得点をマークした比江島慎の活躍も水の泡となった。チームの今季5敗のうち、開幕戦の敗戦を除く4敗はすべて12月。今節連敗すれば、今季初の連敗となるだけでなく月間負け越しという予想外の事態だ。

 リーグで最も3ポイント試投数の多い名古屋Dと、最も成功率の高い三河。第6節の対戦はハイスコアゲームだったが、2ポイントの成功率で上回った三河が連勝している。名古屋Dは3ポイントに頼らず、積極的なインサイドアタックと相手のミスを誘うディフェンスで対抗したい。

文=吉川哲彦

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